椎名誠のおすすめ3選。カメ五郎さんの狩猟生活で思い出す。

皆さまお早うございます。

インドア好きのガマと申します。

 

今後数日は、良い天気が続きそうですね。

しかしもう8月3日か・・・まだあまり夏らいい事してないな・・。

(;´Д`A・・暑い。


◆アニメ系ばかりがニコ動ではない

さて、前回も書きましたが、最近「ニコニコ動画」に投稿されている、「 カメ五郎 」さんの動画をよく観ています。

彼がテントの前で、繰り返し焚火する姿を見て、シーナさん(椎名誠さん)の本の事を、また思い出しましたので、著書を数点御紹介できたらと思います。

 

全て古い本です。

そもそもシーナさんの本には、キャンプ、アウトドアの事がかなり多く書かれています。

そして食べ物の話も多い。

なので、自然に カメ五郎 さんからシーナさんを連想したんだと思います。

 

シーナさんのアウトドア系著書には、本格的な秘境紀行から、生活自体がアウトドアに近い海外の様々な場所の取材、キャンプ宴会、アウトドア料理、温泉、釣りキャンプの話・・等々があります。

そんな中から、動画を観ているうちに、又読みたくなったのが、まずコレ。

・「あやしい探検隊焚火発見伝」(1995年)


当時よくシーナさんのキャンプに同行していた、リンさんこと、林政明さんとの共著。

リンさんの文も掲載されており、良い味出しています。

皆、何度も読んでしまう本、繰り返し観てしまう映画があるかと思いますが、私はコレ、そんな本の代表格です。

タヌキ肉の話、非常に興味深かったです。

カメ五郎さん、結構ムシャムシャ食べてましたが・・・

 

10年ほども前、仕事で超田舎の山中に入り、ふとした事から生きた狸の臭いを嗅ぐ機会がありましたが、何とも表現し難い「狸です」といった物凄い獣臭さ。

あの臭いの肉を、美味しく食べる方法があるとは・・

嗅いだことある方は分かるかと思いますが、あれは洗ったり、調味料に浸けても無駄なレベルの、パワフルなフレーバー。

 

本書内でもそれは書かれていましたが、知識と工夫で何とかした昔の人は偉大ですね。

生きる為にタヌキ肉も食べるしかなかったのでしょう。

 

料理の話、写真、対談と、この本は非常に、濃密な内容。

作るのに相当な労力を要するのでしょうが、一冊じゃ全然物足りない。

続編が読みたくなる、非常にお勧めできる一冊です。

 

そして次はコレ。

・「全日本食えば食える図鑑」(2005年)

超名作。

比較的新しい本ですね。

これも時間をおいて何回も読んでしまう。

 

「全日本食えば分かる図鑑」(1985年)の続編のような本に仕上げていますが、20年という時間の経過を考えても、別の作品と言っていいと思います。

これも何かの連載を纏めた作りの本ですが、各1話にボリュームがあり、読み応えがある。

これも続編が読みたくなる良作。

 

カメ五郎 さんも、非常に多種多様な、「それ食えるのか」といった食材にトライしていますが、それにちょっと近いものがあります。

狩猟生活の動画では鹿肉の話と本書がリンク。

 

この本の表紙に写っている、ヤシガニって節足動物だから蜘蛛の仲間なんですね・・・デカいしハサミあるから完全にカニの仲間かと思ってました。

じゃあ、海外を紹介するテレビ番組なんかで見かける、タランチュラのから揚げなんかは、沢蟹のから揚げみたなもんか・・・・

妙に納得。

 

では最後にこちら。

・「水域」(1990年)

ここで何故かSF作品。

某、ウォーターワールドの元ネタではないかと思われるほど、設定がクリソツな本作。

その話はさて置き、椎名さんの実体験に基づくと思われる、食べ物の描写が素晴らしい。

 

普段食べている安い肉や、簡単なバーベキュー。

この本を読んでから食べると、とても贅沢なものに感じます。

食料が絶対的に不足した世界で、飢餓状態からの「五臓六腑に染み渡る」食事風景なども、 カメ五郎 さんの動画を連想させるなと思い、本書をチョイスしました。

 

そして「水域」はラストの風景描写がまた良いんです。

もうちょっと読んでいたかった、そんな気持ちにさせてくれる。

これは良い本や映画の特徴ですね。

 

カメ五郎 さんの動画、これ等シーナさんの本。

普段食べている、食べの物の有難みが分かる動画・書籍です。

あー書いてて七輪したくなってきた・・・

 

(-ω-; )また太るなこりゃ。

ではこの辺で。