どうせならアケコンで

アーケード風のコントローラー

 

90年代前半のこと。

部屋とYシャツと私〜

・・といった歌が流行っていたあの頃、私はゲーセンに通っていた。

 

お目当ては、主にスト2シリーズ。

初代スト2からスト2Xまでは、本当によくプレイしたものだ。

当時ゲーセンの1プレイの価格は50~100円。(ただし50円の所は治安が悪く、私は避け気味)

当然ながら100回やれば10,000円とかになる訳で、未成年丸出しな私だとプレイし放題とはいかなかったが、それでも週に3回、4回と通っていた。

 

92年半ばに「スト2」のスーファミ版が発売されると貯金箱を破壊、狂喜乱舞しながら購入。

こちらも時間の許す限り遊んだ。

ただし、スーファミ版はゲーセンの筐体+基板の「本物」と比較してグラフィック他諸々の性能が低く、CPU戦のアルゴリズムも異なるなど、正直よく出来た別物。

私は上等な練習機と捉え、遊んでいた。

 

本番はやはり、ゲームセンターの筐体だ。

そこで上手にプレイし、友人及び知らない人に向けてゲーセン内でカッコつけたい。

心底そう思っていた。

 

となると、練習として必要になるのがゲーセン風のレバー+6ボタンのコントローラー。

アーケードコントローラー、所謂アケコンである。

 

初めてのアケコンは、前述のスーファミ版スト2を遊ぶために購入。

「カプコン・パワー・スティク・ファイター」

略して「CPSファイター」とかって品を、10,000円以上の価格でジャスコのおもちゃ売り場にて購入した。

なんと30年前で10,000円オーバーである。

正直高い買い物だったが、なんせゲーセンは100回プレイで10,000円だ。スーファミ版を1万回、10万回プレイすると思えば余裕で元は取れる。

そう思ってガチャガチャと遊びまくっていた。

 

90年台後半から2000年台にかけて、家庭用ゲーム機の性能は大きく向上。

プレステ版ではソフト側の容量にも余裕ができ、ストリートファイターシリーズのコレクション的なソフトで遊んでいた。

もちろん、アケコンで。

 

さらに時は過ぎ、プラットフォームはプレステ4〜5の時代。

ここに来てなんと、1プレイ100円だったスト2の本物が、レトロゲーとして買い切り100円で手に入る様になった!(セール時)

 

以前にも書いた、カプコンアーケードスタジアム内で。

実に実に、驚くべき事実である。

すげぇよコレ。

 

「1プレイ100円だったジェネレーション」としては、こんなの買わない手はない。

どのタイトルも100円(セール時)払えば、無制限に遊べてしまうのだ!

私はプレイする予定のないタイトルまで、10作品くらいは購入した。

イヤハヤ、なんというお買い得感。

今時100円では駄菓子も満足にも買えぬというのに、である。

 

アーケードスタジアム、アケスタ版の初代スト2をプレイ。(その時はプレステ4で遊んだ)

プレステ4に対応したアケコンは未所有のため、普通のPS4コン、デュアルショック4の十字キー+4ボタンで遊んだが、楽しい。すんごく楽しい。

 

購入2日目、3日目、1週間、1か月。

まだ楽しい。

 

アケスタはオンライン対戦には未対応なのでCPU戦だけだけど、敵も当時の動きをしてくれるので(バルログへの起き攻めで確信)、懐かしさもあって延々と遊べてしまう。

100円硬貨を投入せずに本物が遊び放題とは、我が人生に一片の悔いなし!である。

 

さあさあ、このタイトルをアケコンで遊べれば完璧だ。

Amazonでアケコンを探してみると、マトモな品は相場が20,000円〜といった感じ。

高い。

高価なのである。

 

こちらも子供ではくなったが、しがらみは増えた。

そもれあって即決できる価格ではない。

10,000円以下、謎メーカー製の安い物もあるにはあるが、すこぶる評判が悪くとても買う気になれない。

 

どうしたものか。

 

悩みながら検索ワード「アケコン」で探していくと、ある品に辿り着いた。

それがコレ、ホリファイテングコマンダー!である。

Amazonリンク

(※ただし上記Amazonリンクのはやや高値な事がある。品切れでなければHORIのストアから買うことをお勧めします)

 

普通のコントローラー型ながら、格ゲー向きの6ボタン配置。

アケスタ等、プレステ4や5のソフトにも対応。

評価欄に目をやると、ストリートファイターの最新作である6をコレで遊んでいる人もいるらしい。

 

良いではないか。

 

ポチッと購入、配達を待つ。

社会情勢的な品薄もあって何週間か待ち、入手。(この時はAmazon上のHORIのストアにあった)

早速使ってみる。

 

触った感じ、軽い。

凄く軽く感じる。

ボタンの触感はカチカチとしており、確実に、正確に押せる・・気がする。

十字キーも押し易く、ヘタクソながら昇竜拳も出易くなったのは本当だ。

6ボタンの操作は右親指の移動距離も長いので慣れが必要だが、すぐに慣れた。

ただし、アケコンのようなピアノ打ち連打が出来ないので、連打系の必殺技が出にくいのは純正コン同様。

・・といったところか。

 

定価の6980円で買えたこと、そして使用頻度を考えると、非常にお買い得だったといえそうだ。

 

・・・・。

 

・・・・。

 

そしたらさ。

先日、同メーカーのホリ様からアケコンの廉価版が発売されると耳にしてしまったワケ。

こちらは今現在7480円の表示、公式ストアでは4月にお届け予定・・とある。

 

今回購入した6ボタンのパッドは、凄く良かった。

でもま、正直な話この「ファイティングスティックミニ」買えばよかったな・・と思ったワタクシであった。

おしまい。



4 COMMENTS

ガマ

アケスタ+アケコンは激アツだと思います。ファイナルファイト等では連射設定もありますし。

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オドシシ

うーん、なんともタイミングの悪い…あるあるなんでしょうかね笑

当方、格ゲーを嗜む人間ではないのでアケコンではなく箱コンに落ち着いてます。がしかし、箱コンはボタン配置が稍独特なこともあってちょっと後悔してます泣 コントローラを直ぐに手元に欲しかったんですが早急だったかもなんて思ってたんですが、ガマさんもコッチ側の人だったんで安心しました笑

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ガマ

正直な話、廉価版アケコンまで待つべきでした(笑)。
PCユーザーだとxboxコンが定番なんですかね。PC版のGTA SAでコンバーターを介してデュアルショック2を使い、なんとかプレステ2風に再現して遊んだのは良い思い出です。

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