【ハードオフ】ジャンクのLDに秘宝を見た

皆さまお疲れ様です。

インドア好きのガマと申します。

 

桜が咲誇る中、今日はかなりの寒さ。

寒すぎてインドア日和となっております。




ハードオフのジャンクにお宝はあるか

さて、結構な頻度でハードオフに行きます。

 

時と場合、仕事の都合と、自分のテンションなどに左右されますが、大体は週に1回か、それ以上は行く。

そして大抵の場合はジャンクコーナーに直行し、100円位の何かを物色するのです。

 

◆LDコーナーの誘惑

自分では秘宝だと思い込んで、毎度アレコレとゲットしてくるのですが、ここ2年くらいはLDを数多く購入してきました。

何故なら、同じくハードオフのジャンクコーナーでLDプレイヤーを500円程度で入手、修理した経緯があったからです。

どうせなら、修理したプレイヤーに活躍してもらいたい。

 

パイオニアのこれ等の機種、壊れてはいましたが、駆動部への注油だけで見事に復活。

修理が簡単だったので、調子に乗って3台も購入したりして。

LDプレイヤーは極端に嵩張るので、結局今は1台にしましたが・・。

 

◆探せばレアな品が

毎回、様々な地域にある店舗でLDソフトを物色。

頻繁に訪れる事が出来る店舗は5~6店ですが、入店したらとりあえずジャンクコーナーに直行し、LDを物色する。

こんな事を長期間繰り返していると、結構色んな出会いがあり、中にはモノホンのお宝らしき物も!

 

今回は、そんな素敵なガラクタの中から数点、ご紹介出来ればと思います。

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不思議の海のナディア

御存じNHKで、1990年~1991年にかけて放映された、庵野秀明監督作品。

放映当時、リアル中学生であった私は、本作品の面白さに狂喜し、大ハマり。

サントラCDやら、小説版を予算の許す限り買い漁った。

 

後に発売したVHS版や、LD版の存在も知ってはいたが、高価なので子供に手が出る筈もなく。

そのまま十数年の時が過ぎた。

 

◆時は20XX年

ハードオフを巡り始めた頃。

時々「ナディア」のLDを見掛けはしたが、さほど安くもなければ、セットも不完全なものが多かった。

 

さらに巡り続けて二年程、ある日見掛けたナディアのLDは、価格500円(税別)。

箱は無かったがセットは完全、10枚が見事に揃っているし、帯も付いている。

 

別に帯付きに拘りは無いが、手に取り、裏面をみると、「アイキャッチャー」の文字が目に入った。

 

・・・・・。

 

アイキャッチャー?

 

◆アイキャッチャーの誘惑

チャプターリストで本編の間に挟まれているところを見ると、アイキャッチャーとは、あの

 

ザッシーレッオッヴルーウォーラー!

 

のコーラスと思われる。

 

数年前のの再放送版では省かれていた、CM的なタイミングで挿入されるアレ。

 

・・・・・懐かしすぎる。

 

見たいよ。

 

◆そして購入へ

私は購入を決断し、デカいLDセットを抱え、店を後にした。

 

このLD版。

 

アイキャッチャーどころか、次回予告&お便り紹介までを、完全収録。

当時を知るものとしては、正に完全版。

 

私にとっても一生物のお宝となったのです。

 

ガクの冒険


作家の椎名誠氏が好きです。

 

出会いは十数年前に読んだ、「インドでわしも考えた」の文庫版と、結構古い。

以来、氏の面白そうな作品はほぼ制覇。(楽屋ネタっぽい釣りの連載のとかは、好みではないので買ってない)

色んな作中に出てくる、野田知佑氏や、犬のガク、椎名さんの手による映画なんかも気になってはいた。

 

野田知佑氏の本は、文庫でガク君に関連しそうな5~6冊を購入し、読破。

とても満足した。

 

◆映画も気になるけど

問題は映画。

 

マイナーな椎名さんの短編は、TSUTAYAやゲオに置いてある筈もなく、鑑賞の機会は皆無。

怪しい動画サイトに頼りそうになるが、それもなんか嫌。

そして鑑賞そのものを諦め掛けたある日、ジャンク100円(税別)にて発見!

 

正直目を疑った。

 

即購入。

以降、ファンならではのコレクターズアイテムとして、大切に保管しております。

 

因みに映画としては、そんなに面白くはない(笑)。

が、在りし日のガク君や、異様に若い椎名さんの仲間を映像で見ることが出来、非常に満足しています。

 

On Your Mark

1995年に公開された、スタジオジブリの「耳をすませば」。

当時の私は、この作品の絵柄から、完全に宮崎駿作品だと思い込み、劇場に足を運びました。

 

映画も漫画もゲームまでも、観る、プレイすると決めてからは情報を完全シャットアウトするのが私のやり方。

だってネタバレしたくないし、ゲームなら自分で攻略するのが楽しいのです。

しかし「耳をすませば」では、これが裏目に出た。

 

劇場で最後まで観終え、スーパー落胆。

「お、おもしろくねぇ。」

特にラストが酷い。

 

コレの前の宮崎駿作品は、超面白い「紅の豚」でしたから、あまりの違いに大きなショックを受けたものです。

 

当然、ジブリというだけで、全く宮崎駿作品ではなかったので、テイストが違うのは当たり前。

このショック、単なる私の勘違いの賜物だったのですが。

 

◆凄いのが同時上映されていた

そんな勘違いで観に行った、「耳をすませば」。

本編は私にとって残念なものでも、他に得るものがあった。

 

それは同時上映というか、「ジブリ実験劇場」の名で、耳をすませば本編の前に上映されていた作品、「On Your Mark」であった。

On Your Mark。

 

セリフすらないこの作品は、ミュージシャンCHAGE&ASKAの同タイトルの新曲のプロモーションフィルム。

此方の監督はキッパリと宮崎駿。

 

プロモーションフィルムなので、その曲(7分)がBGMであり、セリフの様な役目を負う。

 

近未来的な世界観。

 

これは、宮崎駿の映画では、見せたことが無い類のものだ。

 

これが物凄く面白く、昔の劇場は色々と自由だったので、「On Your Mark」だけは2回観て帰ったのをよく覚えている。

 

◆誰だ、手放したのは

えーと、ハードオフのお話。

ある日、隣県のまだ新しい店舗を覗くと、明らかにジャンクLDの入荷がある。

 

「平成狸合戦ぽんぽこ」、「ルパン三世 カリオストロの城」、「天空の城ラピュタ」等々。

同じコンテナ内に鎮座しているところを見ると、同一人物が手放した物であろうか。

 

この中に「On Your Mark」があった。

価格は流石に100円(税別)ではなく、300円位だったかと思う。

 

・・あ、あったのかよ「On Your Mark」のLDなんて!

 

意外な出会いに私は狼狽し、即座に数点のジャンクと共に胸に抱えて、レジに向かったのであった。

 

On Your Mark」。

もう10数回は観ましたが、最高。

宮崎駿氏が描く、この手の未来世界の姿は貴重ですし、今観ても新鮮。

新鮮どころか、今の時代にこそベストマッチする始末。

 

歌い手が、現在は薬物依存で云々、とかもありますが、そんなことは別問題。

このLDが、今でも最高のお宝となっている事は言うまでもありません。

 

ハードオフのジャンクにお宝はある!

以上、ワタクシがお宝だと思い込んでいる、3作をご紹介しました。

 

売れ行きが悪いのか、店舗によってはコーナーごと撤去されたりしている、ハードオフのジャンクLD。

意外な程のバリエーションを誇り、よく探すと、今でも新たな出会いがあったりします。

 

店から見れば、大した商売にはならないのでしょう。

 

ですが私のようなジャンクLDファンは、確実に存在します。

どうかこの楽しみが、少しでも長く続くように、と祈りつつ、おやすみなさい。


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