皆さんこんにちは。
インドア人のガマと申します。
台風が接近中とかで、外は雨です。
雨天は外が静かで、なんか匂いも変わるし、埃っぽくないし、何とも居えないいい雰囲気。
朝から窓開けて風呂なんか入ったりしたら、もうサイコー。
インドアサイコー。
不完全なのに全てが許せる超名作
※以下一部ネタバレを含みます。
さて、今日は1992年発売の超名作、
「ロマンシング サ・ガ」のお話です。
もう大好きコレ。
ハードはスーパーファミコンでした。
スクウェアのスーファミソフトとしては「FFⅣ」の次の作品になるんですね。
以下も、スーファミ版前提でお話しさせて頂きます。
有名作ですから、様々なハードに移植されており、スーファミの他にワンダースワンカラー(懐かしすぎる)、バーチャルコンソールの他、携帯のアプリでも入手可能だったりしました。
他にPS2のリメイクもありましたね。「ロマンシング サガ -ミンストレルソング」。
スーファミ版発売当時、私は中学生でした。
時に「クロノトリガー」、「FFⅥ」あたりから成る、スクウェア全盛期の一歩手前の時代。
かの「FF」のメーカー、スクウェアの新作RPGともなれば、おのずと期待は高まります。
クラスメイトのゲーム好きは大抵買ってたっけ。
当然私も発売日に買いました。
で、プレイ。
第一印象は、「FFⅣよりクオリティ低いな」でした。
良く知られた話ですが、ロマサガはフリーシナリオを採用しており、ストーリーが一本道ではない。
その為、世界にポンと投げ出されると、初心者はイマイチ何をして良いのか解らない。
FFⅣはほぼ一本道のシナリオでしたしね。
このゲーム、色々と未熟というか、変なところがありました。
例えば、町なんかでは人がたくさんいるのに、こっちが話しかけても全然喋らなかったり。
喋ったかと思えばセリフが全員同じで、「おれたちゃかいぞく」や「ノルマがきつくって」だったり。
ほぼ全員がですよ(笑)。
他にも思い出してきた。
プロローグでババーーンと出てくる、神々の作ったとされる10の宝石、ディスティニーストーン。
この宝石の力を借りて邪神と戦う!
ってな感じの演出なのに、ディスティニーストーンを1個も入手しなくてもクリア出来てしまう。
関係ねえのかよアレ。
それじゃあと、意識的に興味を持って、全ての石を集めてみようとすれば、完全に不可能だったり。
今思うと作りかけだったんじゃないかなぁ・・このゲーム。
他にも、エンディングの一番最後の、重要かつ感動的なシーン、
崖に立つ主人公たちが、画面がブラックアウトする寸前にパッと振り返るところで、何人かは全く振り返らなかったり(笑)
伊藤賢治氏による、凄いカッコいい曲と共に、良い演出だっただけに残念。
数え上げれば、きりが無いくらい変なゲームだった。
極めつけのレイディバグ
時は過ぎ、発売から10年程も経った頃でしょうか。
インターネットが普及し始め、ロマサガ1に関するサイトを覗いていたところ、とんでもないバグの存在を知りました。
通称、「レイディバグ」。
主人公を海賊ホークにし、ある行動を繰り返すことで、意図的に発生させることができ、発生するとランダムに様々な怪現象が起こるというもの。
怪・現・象(笑)
これがシナリオ本編に匹敵するほど面白い。
バグなのに・・バグなのに本作の大きな魅力の一つとなっている。
常軌を逸したバグたちの一例を挙げると、
・バグ発生→突然ワープ→船で町に入れて陸上を爆走→町から出る→暗くなる→戦闘勝利曲がフェードインしてきて完全フリーズ。
・・・・。
何に勝利したんだ・・・
他にももう少し例を。
・色々あって暗くなる→アイテム入手音がする→何とか復活→かなりいい武器のオブシダンソードをいつの間にか入手→復帰してそのままプレイ可能!
等々・・
酷いのになると、ホークの相方のゲラハが2人に分身していたり、敵であるはずの赤魔道士が序盤から仲間になったり。
何の脈絡もなく突然エンディング曲が流れてきたり(笑)
その後クリア後の最終画面が出てきたり。
おいおい。
正にカオス・・・
ホークの初期イベントで行えるため、上手くこのバグを利用すると、圧倒的有利にシナリオを進められたりもしました。
そして、毎回同じ展開がないので、何回も、何回も試してしまう。
数日間こればっかやってたなぁ。
仕事して、家帰って、来る日も来る日もレイディバグ(笑)
このバグには笑わせてもらいました。
何度もプレイしたくなる。
私は今でも時々、スーファミ版をプレイします。
プレイするに従い、このゲームの魅力はどんどん増していくのです。
主人公キャラだけで8人もいるので、全員でクリアしたくなるし、各キャラのテーマ曲がそれぞれ違い、アルベルトは壮大、グレイはやたらドラマチック、ジャミルはなんか気の抜けた感じと、皆個性的で飽きさせない。
前述の通り、フリーシナリオですので、やっていないイベントはやり直したくなるし、最終局面でのパーティー構成も毎回違う。
又、武器が数多くあり、武器ごとに覚える必殺技の最終奥義がそれぞれ違うので、アレもコレも見てみたくなる。
慣れてくるとクリアまで20時間かからないのも繰り返しプレイできた要因でしょうね。
やり込むと、本来は1つしか選べない、最終武器の入手イベントを2つ巡って、業物を大量にかっさらったりも出来ました。(最終武器入手イベントは全部で3つあり、主人公がどんな行いをしてきたかで行き先が変わる)
この辺は大分前にほぼ解析され、3つとも巡ることも可能だったりするそうです。
2015年現在でも、多くの人に愛され続けるこのゲーム。
攻略サイトは数多くあり、クオリティが非常に高いものが多い。
プレイ後はこれらの秀逸なサイト達を見ているだけで、かなり楽しめます。
そしてまたプレイしたくなる。
皆様。
このゲーム未経験は損ですよ。
素敵なバグも含めて(笑)
それではまたお会いしましょう。
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