みなさま今晩は。
最近ちょっと暑すぎますねー(;´ω`)
2020年の東京オリンピックは、今頃の季節に開催されるそうで、この暑さが問題視されていますね。
35度とかもうザラ。
確かに運動どころではない暑さです。
対策しないと、年齢的に東京五輪が全盛期の選手が可哀そうですよ。
灼熱の屋外では、良い記録だって期待できないでしょうに。
生まれて初めて読んだ漫画
私が生まれて初めて読んだ漫画が、「大長編ドラえもん のび太の大魔境」です。
それは兄のために、親戚のおばちゃんがプレゼントした本っだったように記憶しています。
幼い私も、テレビでドラえもんを知っていたので、興味を持ったのでしょう。
読んでみたい気持ちはあったのですが、私は対象年齢に達していなかった。
2歳差とは言え、年上の兄の本なので、私は漢字が読めず、母親に振り仮名を振ってもらって読んだ記憶があります。
途中まではノリノリで振り仮名を振ってくれた母も、流石にメンドくなったのか、振り仮名は途中までで。
確か正規のコミックスでは無く、大判で紙質があまり良くない、増刊号的な本でした。
私は漫画自体が、生まれて初めてでしたので、読むのに時間がかかり、最初はストーリーが理解できませんでした。
それでも、キャラクターの絵に吹き出しのセリフという、多少漢字が読めなくとも何とかなる、漫画自体の構成に助けられ、少し読み進んでは、また戻ってを繰り返すうち、段々と意味が分かるようになってきました。
「お、面白いぞこれ。」
そんなんじゃ無理だよダブランダー
※以下多少のネタバレを含みます。
◆出木杉の不安感
当時の私には大魔境のストーリーが怖かった。
冒険先のアフリカについて、衛星で調査する時、出木杉君に意見を求めるシーン。
「ヘービースモーカーズフォレスト!!」
と、出木杉君が絶叫し、立ち上がる。(うろ覚え)
このシーンが凄い不安感を煽る。
おっ、あの出木杉君が随分と驚いているぞ・・・って。
そして、その地について解説だけしてもらって、出木杉君は冒険に連れて行かない(笑)
読んでて不安になる。
◆ダムランダーの憂鬱
あと敵のボス、ダブランダー。
初めて読んだ当時は、単純に敵として怖かったです。
姫をやたら乱暴に扱うし。
で、時は過ぎ、2014年。
「新・のび太の大魔境」が上映されるというので、改めてコミックスを読み返してみて、私は思った。
ダブランダーが、人間の世界を征服するとか言っている。
わんこ達の主力兵器は、木製の「火を吐く車」、「空を飛ぶ船」。
-空を飛ぶ船-
爆弾は甲板から、犬人間たちが手で掴み、落とす。
爆弾も木製なのか、樽のような外観だ。
効率の悪いプロペラで優雅に空を飛び、速度も高度もあまり出ていないように見受けられる。
-火を吐く車-
外観は勇ましいが、主砲は短射程の火炎放射器に見受けられる。
戦車戦で重要な投影面積も大きく、船同様、あまり速度は出ていない感じだ。
一方、人間界の兵器は強力。
航空機は音速を超え、なんなら核武装出来る。
戦車は、強力な主砲で2キロ先の堅牢な目標を正確に射貫く。
・・・・。
・・・無理・・・無理だろ。
そんなんで、人間界の列強にケンカ売ったら、劣化ウラン弾とかで木っ端微塵にされるわ。
ところが人間界を知らない、隔離世界で育ったダブランダーは、ほくそ笑み、言う。
「グフフフフ。」
「コレがあれば世界はワシのものだ。」
(こんなセリフがあったかは不明)
・・・・。
悲しみに満ち溢れている。
そんなんじゃ、・・・もうそんなんじゃ無理なんだよダブランダー。
数千年前ならまだしも、人間界もすごく進歩しているんだよ。
木製の火を吐く車で、犬人間がドヤ顔で爆走してきたら、みんなに笑われちゃうよダブランダー。
もうやめようよダブランダー・・・。
(この辺は2014年の映画では改善され、兵器が結構強そうになっていた。やはり制作者も気になったのだろう・・・。)
藤子・F・不二雄氏原作の大長編は至宝
さてさて、そんなこんなで、何とかして初めての漫画を読破した、幼い私。
全部読めたことを、喜々として家族に報告した覚えがあります。
その読み終えた後の何とも言えない余韻。
黄金の思い出です。
大長編ドラえもん。
最高傑作は恐らく「海底鬼岩城」でしょう。
でも私にとって、この「大魔境」はとても大切な一冊なのです。
それでは。