「かえっていく場所」椎名誠のおすすめ本

皆様お早うございます。

インドア好きのガマと申します。

 

昨日は早く寝てしまいまして、今日はやたらと早起きです。

現在朝の5時半。

もう普通に明るくて、かなり暖かいので、早起きすると旅行にでも来たような気分になりますね。

 

さて今日は本の話でも。

私は読書家ではありませんが、好きな本が何冊かありますので紹介できたらと思います。

 

「かえっていく場所」

作家の椎名誠さんが好きです。

シーナさん。

 

読み始めたのはもう十数年前前、初めて読んだ作品は1984年発売の「インドでわしも考えた」でしたっけ。

文庫の古本でしたが・・

 

ここから椎名さんの本のパワフルな面白さにハマり、多くの著書を読んできました。

椎名さんの本はジャンルが多くて、小説、旅行記、私小説、SF、雑誌連載のコラムまとめなんかがありますね。

さらに対談物、食べ物の本、写真集なんかも。

 

各ジャンルかなり思い白い本があるんですが、私小説系で今のところ一番なのがこの「かえっていく場所」。

 

この本。

 

何だろう、かつての「パタゴニア」がそうであったように、全部が全部、暗い話ではないのに、読んでいてなんか不安な気持ちになるというか、寂しい気持ちになるというか。

子が親離れした寂しさや、自分が好きだった景色が無くなってしまう描写が出てくるからでしょうか。

 

本書の中で引越し、改築の話がでてきます。

かえっていく場所とは、自宅であったり、故郷、大好きなあの場所だったりするのでしょう。

 

丁度私も当時、帰っていく自宅を建築中でだったりしたので、色々と共感できる部分も多かったと思います。

 

引越しって、わくわくもしますが、結構寂しい気持ちにもなりますもんね。

 

何時までも「あの頃」ではいられない

何せ、数多く出版されている椎名さんの本ですから、私も全て読んでいる訳ではありませんし、私小説を読み進める時系列的な順番も結構バラバラだったりしました。

 

それでも、この本を読むころ頃には、椎名さんの著書を大体は読んでいましたから、椎名さんを取り巻く大体の状況は把握。

家族がどうで、どんな仲間と何をしているかとか。

勿論、本の中で語られる範囲内で、ですが。

 

それを知った上で、本作を読むと面白さ倍増。

 

椎名さんには何人も良い仲間がいますが、その中でもお互いのの人生に大きな影響を与えたであろう人物、N氏。

彼が、一時的にですが、おかしくなっていく様が本作の中で語られており、私はN氏のファンでもあるため、非常にショックでした。

 

現在は回復されているようですが。

 

シーナさんの映画

最近、椎名さんの映画「ガクの冒険」のLDを運良く手に入れることができ、初めて観ました。

お宝ですよコレは。

ぐふふ。

 

この映画の出演者が、椎名さんの仲間達だったりしますが、今見るとかなり時代を感じる(笑)。

LDなんで今時の大画面テレビに接続すると、画質がまー悪く感じます。

が、これが又、時代にマッチしていたというか、良い雰囲気で。

結構LDで映画を観ますが、画質が悪いのも武器になり得るんですね。

 

映画自体はどうだったかというと、美しい自然が眩しい、椎名さんの映画って感じでした(笑)

ラストがちょっとショーシャンクに似ているっていう。

 

著書の多くに出てくるカヌー犬、ガク君。

元気だった頃の姿を見れて、とても嬉しかったです。

それでは。

 

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