【桜玉吉】漫喫漫玉日記 深夜便

皆様こんにちは。

 

最近の引っ越しに伴い、大量のゲームや漫画を処分。

大分秘密基地内がすっきりした所で、心機一転。

まーた新たなるガラクタを集め始めている人、ガマと申します。

 

古いゲームとか、周辺機器とか、よく磨いて飾るとカッコ良いんですよコレが。

他人が見れば、やはりガラクタですが・・・




漫玉日記シリーズ中ナンバーワンの安定感

今回は、購入したマンガのお話。

 

この本、やっと購入する事がでしました。

桜玉吉、「漫喫漫玉日記 深夜便」。
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ファミコン通信の連載以来、桜玉吉氏のファンです。

買おう買おうとは思いつつも、「何かのついででいいや」と先送りになっていましたが、引っ越し後のAmazon注文ラッシュに便乗し、やっと私の手元に。

 

作者を応援する気持ちはありますが、もろ古本で購入。

(;´Д`)すいません。

なんだか申し訳ない位に綺麗な品でした。帯も冊子もキッチリ入ってる。

 

この漫喫漫玉日記は、

・防衛漫玉日記

・幽玄漫玉日記

・御緩漫玉日記

と続いてきた、シリーズの続編にあたる作品。

要はその昔あった、「しあわせのかたち」の進化版の進化版であり、作者桜玉吉の私小説ならぬ、私漫画。

所謂、日記漫画ですか。

これが面白い。

 

私は作家の椎名誠氏が好きです。

シーナさんの作品はSF小説、旅行記、コラムまとめ、私小説等に大別され、私が一番好むのは私小説系のもの。

現段階でのナンバーワンも、その路線の「かえっていく場所」ですし。

因みにイキナリこの作品だけ読んでもそんなには楽しめません。

時系列に従い、数作読んでからだと面白さ爆発です。

椎名さんの仲間にも作家というか、出版されている方が複数いらっしゃいますから、その辺も読んでみたり。

 

いつになくハイクオリティ

話を戻します。

 

なので、桜玉吉の言う自分の切り売り、この私小説路線の漫画も大好物。

日常のちょっとした出来事、多少ネタ化されてたって良いんです。

自分をあの様に描ける人って中々いない。

 

ただ、作中で語られるように、作者の体調は決して万全ではなく、そのせいか前作「御緩漫玉日記」の時代では、作風が統一されておらず、面白い回と、そうではない回のギャップが凄かった。

 

で、今回はと言うと、そのクオリティはかなり高いレベルで統一されており、突然油性マジックで書き殴ったよな画風になったりはしない。

コミックスのサイズはいつもより一回り小さいサイズに。

 

これ、タイトルが示すように、全てマンガ喫茶で書き上げたようですが、その方法がとても気になります。

PCをフル活用するにしても、マンガ喫茶ですから広い机があるわけではなく、経過時間と共にコスト発生ですし、抑々狭い。

 

私のマンガ喫茶利用の経験、多くは無いですが、ちょっと遊んで帰るような利用方法しかしていなかった私にとっては、想像すら出来ない世界。

よくあの空間でこれだけの仕事を・・・。

 

滞在コストが気になり、ちょっと都内某所のマンガ喫茶の金額を調べてみました。

平日の12時間利用で比較すると、

A店:2400円

B店:2390円

C店:2380円

うーむ。

完全に相場が出来上がっている・・・。

そして思いのほか安いし。

 

24時間パックを設定している店舗もあり、そちらは4000円程度・・か。

 

これなら確かにホテルより安価ですし、設備も充実。

ちゃんとしたベッドは無いけど、大抵の店には有料シャワーがある。

缶詰にはもってこいの環境とも言えなくはないけど、マンガと言えば色々と専用の機材が必要なのでは?

 

今作はとても出来の良い、永久保存版となる逸品でした。

またまた作者が心配になってしまう作品に仕上がっておりますが。

 

だが、そこが良いのです。

今回の漫玉日記、あまり長い作品ではありませんから、直ぐに続きが読みたくなります。

 

ですが、このようなある程度の尺がある作品が、今後出てくるかどうかは微妙な感じ。

ここはひとつ、文春の連載で欲求を満たしつつ、続編を気長に待つとします。

それではまた。



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