「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」と原作の面白さ

皆様こんばんは。

インドア好きのガマと申します。

今回はドラえもんの映画のお話しです。




ドラえもんの映画を観に

ドラえもんの映画を観に行ってきました。

「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」。

「日本誕生」は、なんとも懐かしいタイトル。

映画ドラえもんで、劇場に足を運ぶのは3年連続。

 

毎年春先に公開されるドラえもんの映画、近年は大体、新作と旧作リメイクが交互に公開されている感じになっていますね。

一昨年がリメイクの「大魔境」。

去年が新作の「スペースヒーローズ」。

今年がリメイクの「日本誕生」。

てな具合で。

 

今回もリメイクだった訳です。

これは親子揃って「映画ドラえもん」に興味を持ってもらう意味もあるのでしょう。

狙い通り、私は「日本誕生」のサブタイトルだけで持ちましたよ。

興味。

 

声を大にして好きと言えるシリーズ

私はかなりのドラえもん好き。

特に大長編は大好物。

但し、好きなのは藤子・F・不二雄氏が原作の、大長編ドラえもんシリーズに限る。


藤子氏原作の大長編のてんとう虫コミックスは、全て今でも手元にあります。

小学生の頃購入した品も多くある。

 

藤子氏の手による大長編が全て面白いかというと、実はそんなことは無く、ランキングすれば上位に来るのは、やはり古い作品。

ナンバーで言ったら10以下の。

のび太の恐竜、宇宙開拓史、海底鬼岩城。

古い作品は確実に面白い。

 

特に海底鬼岩城は圧倒的な面白さを誇る。

鬼岩城、このシリーズの真打過ぎて、制作サイドがリメイクすら躊躇しているように見受けられる。

解ります。

鬼岩城、少年漫画であの面白さ。

旧作の映画も良かった。

あれを知っていて、それを超えるリメイクを作るのは不可能に思えるし、やったとして失敗できませんもの。


んで、「古い作品は面白い」の法則に従い、今回の日本誕生を原作の漫画版でみてみると・・。

てんとう虫コミックスの背表紙を見ると、「9」の文字が。

藤子氏原作の作品が全18作ですから、ちょうど真ん中辺。

 

「日本誕生」は、正直原作の面白さランキングで言っても、真ん中辺って感じかな。

下位ではないです。

 

ギガゾンビ良い声過ぎ

さて今回のリメイクはどうだったか。

漫画版の記憶がシッカリと残っている中観てまいりましたが・・。

 

まあまあ面白かったかな。

5段階評価で3ってところ。

普通にお金を払って観る価値はある。

旧作と比べた場合、思い入れは人それぞれでしょうから、どっちが良いとは言い難い。

 

今回のリメイク版、全編通して、かなり原作に忠実。

細かな変更点はあれど、セリフもほぼおなじ。

原人少年のククルが魚を捕って「ウラーオ!」とか、もろ連載当時のコロコロコミックで読んだ記憶がある。

小出しにせず、結構ガバッと掲載されていましたよね、大長編ドラえもん。

 

・・・・・。

そういえば、かっとばせキヨハラくんって漫画もあったなぁ。

 

ウヲッホン!

さて今回のリメイクで気になったのが、宿敵ギガゾンビの異様なまでの声の良さ。

漫画で読んでいても各キャラクターの声が脳内再生される訳ですが、私の場合、あんな良い声ではなかったので物凄い違和感。

 

それとバトル。

妖怪ウォッチやポケモンじゃないんだし、終盤であんなに戦わなくても。

ビビビ―!バリバリ!ってビーム合戦になってて。

 

これはまあ、子供が観るわけだし、流行の派手な要素を取り入れたってところでしょうか。

 

辰は空を飛ぶのか

それと、コロコロコミック連載当時から思っていた事が一点。

 

のび太が作り出す、頼もしいペット達3匹。

ペガ、グリ、ドラゴ。

三匹とも空を飛ぶ。

漫画版には、3匹をどうやって作り上げたか、簡単な解説がある。

のび太がアンプルを混ぜたのは皆さんご承知の通り。

 

ワシとライオンで生み出されたグリ。

空飛び要素はワシ。

 

馬と白鳥で生み出されたペガ。

空飛び要素は白鳥。

ここまでは解る。

 

ワニと鹿とトカゲで生み出されたドラ。

 

・・・・・。

 

空飛び要素が無い。

 

でも漫画版では、羽すらないのに悠然と空を飛んでいた。

だって龍だもの。

そりゃ飛ぶさ。

 

・・・・・。

 

いや無理があるだろ。

 

ここら辺、今回リメイク版、制作の皆様も気になったらしく、ドラにも翼が生えていて笑えました。

 

 

至高の漫画版

今回、ちょっと漫画版を思い出すために、てんとう虫コミックスの原作を読み返してみました。

するとまあ面白いこと!

 

無駄な演出が無いし、たった一コマで様々な情報が詰め込まれていて。

本当に無駄が無い。

その為、展開がスピーディーなので、結局全部読んでしまった。

 

大長編ドラえもん。

「日本誕生」に限らず、旧作と2006年以降のリメイク、どちらが面白いかと言えば・・。

 

答えは漫画版。

ファイナルアンサー。

 

答えになっていませんが、真実です。

漫画版は大人にこそ読んでほしい、至高の逸品ですよほんと。

では、またお会いしましょう。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。