映画の話 ロボコップは新・旧どちらが面白いか

皆様お早うございます。

台風接近の影響か、もうぜんぜん冷房が要らない気温に。

 

セミの声もほとんど聞こえず、秋の虫がないております・・・。

なーつのおーわーりー・・・ですね。

秋の夜長は映画やゲームで過ごしましょう!


魁!ロボコップ新旧比較

◆ロボコップを侮るな

さてさて、最近ロボコップ1、2、3を観直す機会があり、改めてその面白さに気が付きました。

今更旧ロボコップの話かよと言うなかれ。

面白いんですよロボコップ。

1、2、3は1987~1993に3年ごとの短期間にに続編が公開されており、3作通しての統一感があって、良く纏まっています。

1から3まで一気に観ると、大好きなシリーズの続編 って感じがして嬉しくなってしまう。

 

シリーズ通しての魅力は幾つもありますが、今回は2014年のリメイク版と1987年のロボコップ1を比較してみたいと思います。

と言うのも、2014年版のロボコップ、コレがまた面白い。

 

◆リメイクの稀な成功例

この手のリメイクと言うと、2012年版のトータルリコールが思い出されますが、ロボコップは、これとは比較にならない位によくできた作品でした。

良い役者も出ていたし。

 

それはそうと、今回調べていて知ったんですが、GTAサンアンドレアスのテンペニーの声、サミュエル・L・ジャクソンだったんですね。

スターウォーズのマスターウィンドウの人。

何とも豪華な配役。

では早速。

 

悪役対決! クラレンスvsバロン

ロボコップシリーズは悪役が異常なまでに魅力的。

1の犯罪集団、2のあの人、リメイク版のバロンの組織。

ここでは旧作のクラレンスと2014リメイクのバロンを比較してみます。

個人対決。

 

旧作のクラレンス(カートウッド・スミス)。

この人はヤバ過ぎ。

演技とかじゃなく、もう

 

完全に悪人。

 

成りきってるとかのレベルじゃない。

台本通りのセリフの素晴らしさだけではなく、マーフィーの手を吹っ飛ばすあの様。

アドリブが絶対入ってますが、もう犯罪を楽しんでる。

コワイ。

 

対するリメイク版のバロン。

クールでクレバー。

高級車でブイイィィーン キュルルっと、スマートな逃亡っぷりがカッコよかったりします。

 

彼も優秀な犯罪者ですが、まだまだ甘いのは警察と癒着してるあたり。

クラレンスだったら、癒着すると見せかけて、警察を騙して、楽しみながら殺してる。

絶対。

 

二人の共通点として、犯罪組織のボスなのに自ら戦うことが挙げられますが、これもクラレンスに軍配かな。

基本的に部下に指示、任せているバロンに対して、クラレンスはバカでかい大砲みたいな銃でバンバンとロボコップを撃つ。

ノリノリで。

 

これはもうクラレンス10点としてバロン7点。

クラレンスの勝ち。

 

ロボコップ対決

続いては主人公、ロボコップ自体の比較。

 

旧作のロボコップは太刀打ちできない正義の鬼が、ズシュッボシュッとゆっくりゆっくり迫ってくる感じ。

そしてデカいハンドガンから弾丸を連続発射。

 

犯罪者は絶望

 

これが新作ではやけに素早く動けるように進化。

バイクも乗りこなす。

 

これは進化と言えば進化です。

が、「何とかマン」とかの他のヒーロー達と似てしまっている。

ロボ独特のギクシャクとした、迫りくる正義感がほとんど無いので、特徴が薄くなっている。

 

でも戦い方は新作の方もカッコイイかな。

両手に銃持って、クルクルと。

 

んー・・・コレはまあ、別のヒーローって感じかな。

旧ロボコップ10点として、新が9点くらい。

 

大好き!ED-209対決

やってきましたED-209対決。

カッコ良いんですよこれが。

 

ED-209については新作もGC技術の発展もあり、かなり良い感じに仕上がっている。

冒頭、中東での任務のシーン。

すんげーカッコ良かったです。

 

フロントミッション4のオープニング並みに、何度も観返してしまいました。

ED-209がドッスンドッスン歩きながら、ボイスチェンジャーの野太い声で「アッサラーム アライクム・・・(皆さんこんにちは的な)」 とか何とか挨拶してて。

 

しかし現地民の皆さんは怯えている。

 

・・・・・。

 

EDさん、現地民と打ち解ける気、ゼロ。

 

そりゃそうか。

不器用がトレードマークだもの彼は。

 

どっちのED-209が好きかって聞かれると、これは難しい。

甲乙付け難しって感じ。

魅力の一つ、強いのに不器用な感じは共通。

 

ちょっと気になるのが新作の方のED-209の銃。

なんか小口径で連射が効くものに変更されているように見える。

この辺がちょっとマイナスポイントですかね。

やっぱ209はやりすぎってくらい、大口径銃をドッカンドッカン撃たないと。

 

現代化されたスムーズな動き・デザインでプラス、軽いイメージになってややマイナス。

旧ED-209を10点として、新が11点くらいでしょうか。

 

総括すると

映画としてどちらが良いか。

 

これはもう、別の映画としてそれぞれ評価されて良いかと思います。

1987年のロボコップが面白いのは言うに及ばず。

2014年版のリメイクも、その枠を脱していて、素晴らしい作品に仕上がっています。

 

特にリメイクの方を観ていない方。

リメイクではなく、新作映画として是非お勧めしておきます。

それではまた。


2 COMMENTS

くろまろん

はじめまして。こんにちは。僕もロボコップ知っていますよ。小学生ぐらいのときに、
はじめて見ました。
ロボコップがクラレンスの首に、針を刺す所と、一人の悪役の人が、どろどろになってしまうシーンが印象に残っています。
大人になってDVDも購入しました。
悪役のクラレンスのメガネがよかったです。
最後のシーンで「君、名前は?」と聞かれて、「マーフィー」・・にかっと笑うところで
ちょっと泣きそうになってしまいます。他にも何箇所かなきそうになってしまうシーンがあります。
結構深い作品だと思っています。
ちなみに、僕の年齢は30代です。

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ガマ

コメントありがとうございます。

ロボコップ、良いですよねぇ。
特に旧作のは私も子供の時に観たこともあって、忘れられないシーンが沢山です。くろまろん様仰る、悪役ドロリンもそうですし(笑)。
中でも私が好きなは、ジョーンズ社長がリモコンで「ピッ」とやると社長室(?)の奥からEDロボが颯爽と現れるシーン。CGが当たり前の現在では何でもないシーンなのでしょうが、昔は「なんてカッコイイんだ・・」と感動したものです。

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